四季折々の暮らしに合う保存食と手仕事を紹介するシリーズ。
密閉袋に入れた梅を
ペットボトルの重石で漬ける梅干し!
梅干しづくりのお道具は手放してしまったけれど
これならまた簡単に楽しめそうです。
減らした塩分を
砂糖を加えることで保存性を高めるテクも素晴らしい!
年に一度の梅仕事
早速ご紹介します!
材料
塩と砂糖を同量漬けることでバランスの取れた酸味に。
完熟梅:1㎏
粗塩:80g(梅の重さの8%)
砂糖:80g(梅の重さの8%)
ホワイトリカー:大さじ2(35度以上の焼酎)
ジップロックL:2枚
バット
ペットボトル(2ℓ梅の倍の重石)
大きめのザル
保存瓶
保存容器(酸に強いホウロウ製が◎)
下処理
① 梅チェック
・ 傷んだものは取り除く。
・ 青い部分が残っていたらザルに広げて数日追熟。
・ 黄色く熟して香りの良いものが◎
② 梅をボウルに入れてたっぷりの水をはり、傷つけないように優しく洗う。
③ 水けをきり、なり口のヘタを竹串で除く。
④ 1個ずつ水けを拭き取りジップロックに入れる。
塩と砂糖で漬ける
① ホワイトリカー(大さじ2)をまぶす。
② 粗塩(80g)と砂糖(80g)を加え、袋を揺すって全体になじませる。
③ 保存袋をもう一枚重ねて袋の空気を抜き口を閉じる。
④ 平らにしてバット2枚で挟み2ℓの水を入れたペットボトルで重石をする。
⑤ 3~5日間室温に置き1日1~2回上下を返す。
⑥ 梅酢が上がってヒタヒタになったら重石を外して冷蔵庫に移す。
※ 梅雨明けまで冷蔵庫で待機。
土用干し1日目
※ 7月下旬~8月中旬の晴天が続くころ、3日間連続で梅を干す。
① ペーパータオルを敷いたバットに梅を取り出す。
② 間隔をあけてザルに並べ、日当たりの良い屋外で干す。
③ 梅酢は清潔な瓶に移す。
④ 昼頃、上下を返す。
⑤ 日が暮れたらザルごと室内に取り込む。
土用干し2,3日目
① 同様に干す。
② 皮がシワシワになり全体が乾いて白っぽくなったらOK。
③ 梅酢(適量)をボウルに入れて梅を一粒ずつくぐらせる。
④ 清潔な保存瓶に入れる。
※ 3か月後から食べ頃。冷蔵庫で1年間保存可能。
雨に濡れたら?
いったんリセット!
① 保存袋に戻して梅酢を加えて浸す。
② 晴れが続くころ、気を取り直してザルに広げる。
※ 合計20時間ほど干せばOK。
「梅酢ドレッシング」
① 梅酢と同量の植物油を加える。
※ 梅の風味に塩けや甘みも加わった梅酢ドレッシング。
重信初江の手仕事シリーズ
「マイルド減塩梅干し」
「豚の梅しょうが焼き」
「ホタテとアスパラの梅おかか炒め」
「蒸し鶏の梅ラー油だれ」
「キャベツとちくわの梅肉和え」
「梅のカリカリ漬け」
「ゆで豚の梅じょうゆだれ」
「青梅ジャム」
「赤じそジュース」
手仕事12か月
四季折々の暮らしに合う保存食と手仕事を紹介するシリーズ。
【2023年】
2月は渡辺麻紀さんの「柑橘の手仕事」
おしまいに
どうぞ参考になさってくださいね。
今日も楽しい食卓でありますように。
ご覧くださりありがとうございました!