2021年10月18日(月)NHK「きょうの料理」
四季折々の暮らしに合う保存食と手仕事を紹介するシリーズ。
今月の手仕事は「いくら、鮭、まぐろで作る保存食」です。
老舗すし店の3代目・野本やすゆきさんが
職人ならではのコツとともに教えてくださいました。
一品目は
おなじみの鮭フレークを絶妙な甘辛中華風にアレンジしたレシピ
二品目は
展開力抜群!
自家製ならではのしっとり感が味わえる爽やかな「レモンツナ」です。
早速ご紹介します!
「鮭の中華フレーク」
絶妙の甘辛さが病みつきに!
身がふっくらとしてサシ(白い筋)が多いものをセレクト。
材料
生鮭:切り身4切れ(340g)
@甜麺醤:大さじ2
@醤油:大さじ1
@酒:大さじ1
@砂糖:大さじ1
作り方
① 下ごしらえ
・ 鮭は水けを拭き、スプーンなどでほぐす。
※ スプーンで削るようにするとほぐしやすい。
・ 骨と皮は除く。皮は刻んで入れても◎
② フライパンに鮭、酒(大さじ2)を入れて蓋。
③ 中火で2~3分蒸す。
※ 酒蒸しすると魚のクセが抜け、しっとりして旨みがたつ。
④ 蓋を外して鮭をほぐしながら1~2分炒める。
※ ここで小骨を除く。
⑤ @を加えて炒め合わせる。
⑥ 汁けが少なくなったらごま油(大さじ1)を加えなじむまで炒め合わせる。
⑦ 粗熱がとれたら清潔な保存容器に入れる。
※ 冷蔵庫で1週間保存。
「レモンツナ」
刺身で食べるなら艶やかな赤色で繊維や筋の少ないマグロを。
筋っぽいものは加熱してツナにするのが◎
かつおでもOK。
自家製ならではのしっとり感が◎
時間をおく程にレモンの爽やかな風味が際立つ一品。
材料
まぐろ:刺身用2柵(400g)
塩:小さじ1/3(まぐろ重量の2%)
@オリーブ油:1カップ
@サラダ油:1カップ
@黒コショウ:10粒
国産レモン:輪切り1/2個分
作り方
① 下ごしらえ
・ マグロをバットに入れ塩を全体にまぶす。
※ 指で優しくなじませる。
・ バットにピッチリとラップをし冷蔵庫に20分おく。
・ しっかりと水けを拭く。
※ 傷みにくくするため水けはよく拭き取る。
※ 塩は残っていても◎
② 厚手の鍋にマグロ、@を入れて中火。
※ マグロの風味を生かすため油をブレンドする。
③ マグロの色が変わってきたら上下を返す。
④ 全体の色が変わったら弱火。
⑤ レモンを加えて火が通るまで15~20分煮る。
※ ゆっくり煮ることでパサつかずに仕上がる。
⑥ 火を止めてそのまま粗熱をとる。
⑦ マグロを取り出してほぐす。
⑧ 清潔な保存容器に入れ、鍋に残った油、レモンを加える。
⑨ マグロが油に浸からない場合はオリーブ油(適量)を加える。
※ 油に浸った状態で冷蔵庫で2週間保存。
「レモンツナのパスタ」
材料(2人分)
スパゲッティ:160g
レモンツナ:100g
レモンツナの油:大さじ3
にんにく:1片
赤唐辛子:1本
パセリ:適量
レモンツナのレモン:適宜
作り方
① 下ごしらえ
・ にんにく、パセリはみじん切り。
・ 赤唐辛子はヘタと種を除く。
② 鍋に湯(2ℓ)を沸かし塩(湯量の1%、大さじ1強)を加える。
③ スパゲッティを茹で表示時間の1分前に取り出す。
※ 茹で汁1/4カップは取り置く。
④ フライパンにレモンツナの油(大さじ2)を引く。
⑤ にんにく、赤唐辛子を入れて弱火。
⑥ 香りが立ったら中火。茹で汁を加えて混ぜ合わせる。
⑦ レモンツナ、スパゲッティを加えてサッと炒め合わせる。
⑧ レモンツナの油(大さじ1)と絡める。
⑨ 器に盛ってパセリを散らしレモンツナのレモンをのせる。
今回紹介された「手仕事」レシピ
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おしまいに
どうぞ参考になさってくださいね。
今日も楽しい食卓でありますように。
ご覧くださりありがとうございました!